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虹12月号掲載エッセイ「現代成人式のはじまりと日本一のまち光」

「虹」vol.202(2017年10月号)の「にじかける」に掲載された石川博之さんのエッセイを、全文でご紹介します。


あなたは「20歳」をどう過ごしていただろうか。
大学や専門学校で勉学に励んでいた人、既に働いていた人もいるだろう。人生においては「20歳」はひとつの節目であり、日本においてはとりわけ大きな意味を持つ年齢だ。同窓会もそうだが「成人式」という節目を祝う行事が催される。
成人式は奈良時代に起源を持つ元服に始まる日本特有の風習であるが、現在の形態で執り行われるようになったのは戦後間もない1946年(昭和21年)に現在の埼玉県蕨市で行われた「青年祭」がルーツとされている。
文化のひとつとなっている成人式だが、昨今の報道では荒れた成人式という取り上げ方をされ心を痛めている方も多いのではないだろうか。報道のあり方に賛否はあるが、荒れた成人式はごく一部であり、新成人として節度のある式典や成人式の意味を捉え新しい形へと進化をさせている式典の方が全体としては多い。
わが街光市でも、長い歴史の中で創意工夫を繰り返し、現在では毎年「新成人が主役」の成人式を目指して青年団体と新成人による企画運営委員会により運営をおこない、名称も「成人のつどい」と改め、光と音と映像と舞台すべてを楽しんでもらいながら、成人の節目にふさわしい祭典へと進化している。近年は翌年以降に新成人委員が経験者として次年の企画運営から裏方まで想いが引き継がれる形へとより進歩してきている。
旧来の式典から進化し続け、時代に即した成人式のあり方を模索する動きはまさに荒れた成人式に対するアンチテーゼであり、同様に、悪しき式典ばかりを報道する状況に異を唱え新しい成人式のあり方を研究する新成人式研究会がある。この会は、時代に合った成人式の姿を研究し、全国の成人式の情報を網羅する唯一の団体である。特筆すべきは、この研究会が主催する世界で唯一の成人式を評価する賞「成人式大賞」を主催していることである。
光市でも2007年に初応募して以来、選に漏れることなく順当に評価を得て、2014年に山口県内で初となる「大賞」を受賞した。その後も大賞受賞自治体のみを対象とする「貢献賞」を受賞しており、本年はその中の最高賞である「特別貢献賞」を受賞した。今や周辺地域のみならず全国の良い成人式の旗手として注目される存在となっている。
成人式は人生に一度きりの節目のハレの舞台。
家族席や一般席もあるので是非成人を迎える若者の晴れ舞台をともに祝ってほしい。